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- 2012/5/17 3:17
- バトレジ オリジナル小説17
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- 第一クラスの遺跡のアンドロイドと第二クラスの遺跡のアンドロイドでは能力に大きな開きがあるため、この遺跡に存在するかもしれないアンドロイドとそのまま比較はできないのだが、もし遭遇した場合、当然ただでは済まないだろう。
???「まあ今さら考えたところで仕方ないですよ。 とりあえず奥を目指しましょう」
???「……ああ、そうだな」
それからしばらくは、防衛ロボットと遭遇することはなかった。 が、通路を進むにつれて少しずつ照明が暗くなっていった。 今はもう二十メートル先の視界すら怪しい。
だが、防衛機構に発見されることを警戒したソルの指示で、誰もライトはつけていない。 熱探知のセンサーの場合には意味がないが、光学探知のセンサーなら発見されるのを遅らせることができる。
当然こちらも敵の発見は遅れるが、アンドロイドは暗視モードによる索敵がおこなえる。 この一本道ではこちらの方が奇襲されるリスクはまだ低いとの判断だった。
ふと、その暗がりの中で先頭を行くソルの目にチカチカと点滅する光が映る。
ソル「エリス、見えているか?」
エリス「はい。 このまま進めば扉があるのですが、その横に設置されている端末のランプの光です」
エリスが答えると、ソルは慎重に歩を進めた。 他のレジスタンス達もそれにならう。
そのまま進むと、ソル達の目にもシャッター状の扉が見えてきた。
通路はそこで行き止まりとなっている。 扉を開かなければ先へは進めないようだ。
扉の前に立ってみるが、なにも反応しない。
当然のように、ソルの視線は扉の横に設置されている端末へと向く。
端末にはいくつかのボタンと、黒いパネルがあるだけだった。
???「開けられるか?」
ソルのすぐ後ろにいたレジスタンスが聞いてくる。
ソルはとくに応えず、無言のまま黒いパネルに手を乗せてみる。
が、なにも変化はおきない。
???「なにやってんだ?」
エリス「前に入った遺跡でも同じようなものがあったんですよ。 それで、その時はパネルに手を乗せれば開いたんです」
- 第一クラスの遺跡のアンドロイドと第二クラスの遺跡のアンドロイドでは能力に大きな開きがあるため、この遺跡に存在するかもしれないアンドロイドとそのまま比較はできないのだが、もし遭遇した場合、当然ただでは済まないだろう。