フェイクさんとモバ友になろう!
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- 2014/3/30 18:37
- 病室
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- 受付の横を通り過ぎて奥へと進み、エレベーターに乗り込む。
看護師が③のボタンを押した。
直ぐに3階にたどり着いた。
左正面にナース室が見えたが、右へ曲がった。
ドアノブで2つ目、右側の部屋へ入った。
個室だった。
前回は6人部屋で、ただただ寝て過ごすだけだった。
今回もそのつもりでいる。
一抹の不安が頭を横切る。
「あれ、個室なんだね」
「どうしたの?」
「いや、前は大部屋だったから…」
「先生からの指示なの!それより、ズボンを脱いで」
こっ恥ずかしいが、脱いで畳もうとした。
「はい、貸してー」と奪うなりズボンを畳んでくれた。
「後で家の人か誰かが来るの?」
「さっき、連絡したから時期に来ます」
と言いつつベッドに腰掛ける。
「じゃあ、早く横になって」
言われ無くてもそのつもりだった。
「何か有ったら、そこのボタンを押してね」
「はーい」
ベッドに横になる。
あの言い様の無い感触。
体の中で、ぶら下がっているで在ろう肺が、背中にクタッとひっいた。
- 受付の横を通り過ぎて奥へと進み、エレベーターに乗り込む。