レイさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2012/5/1 15:41
- 初富士登山懐古録
-
- コメント(0)
- 閲覧(6)
-
-
- 2010年8月13日
薄闇色に染まる夕刻、車に乗って目指すは富士山須走口
山頂からの御来光を目的に登山渋滞を回避するべく人が少なく尚且つ楽しめるように変化に富んだコースを選んだ
懸念していた駐車場は
難なく留めることができた
21時
登山者で賑わう登山口を背にヘッドライトの光を頼りに歩き出す
見渡す限りの闇の中、見えるは街の灯り、山小屋の灯り、登山者のライト
空には満天の星
時折聞こえる登山者の嬌声
高山病予防と疲労回避に水分食物補給の為に数分休む以外は
ただひたすら足を運ぶ
女一人、夜間単独登山は珍しいのだろうか
先を行く登山者に挨拶しながら追い抜く度に驚かれた
2時過ぎ登頂
御来光まで3時間
防寒具全て着こんで待機するも
汗がひいたこと、ジッとしてること、気温の低下に伴い、体温もどんどん奪われていく
寒くて仕方ないが
することも思い当たらず
カイロを取り出すが酸素が薄い場所、なかなか温まらない
時間を気にしつつ、周りはどうなんだろうと様子を見つつ、そうこうしてるうち眠気が襲う
ウトウトしていると頂上の店が開いたらしく呼び込みの声が聞こえてきた
暖を取りたいが動く気になれない
ベンチから動かず周りの様子に耳を傾けながら寒さと眠気を紛らわせた
とにかく朝が待ち遠しかった
後に聞いた話によると
疲労凍死に繋がる状態ではないかと
色々調べて準備した装備品も素人極まりないものだったようだ
ふと気づくと御来光の時間が近づき登山者でごった返していた
気温も上がってきたのか
寒さが緩んだように感じる
それからは前方の景色を眺め太陽が顔を出す方向を見つめ続けていた
待ちに待った御来光
感無量の一言
一気に気温が上がったことを体感
肌で日差しの温かさを感じられる
もう少し留まってゆっくり景色を堪能したかったが
人ゴミの中は疲れるので下山準備して早々に退散することにした
途中行けど行けども
変わらない景色に倦んだせいか道程が長く感じる中
怪我もなく高山病にもならず無事下山
今思うと何という体力精神力
あんな状態でよく行ったと
そして富士山熱にとりつかれた私が誕生した
知らない世界を見たい知りたい挑戦したい
これが生きる原動力なんだろう
自分にとっての修行の場
自分を試す場
ここで何を見つけられるのだろう
答えはまだ出そうにない
- 2010年8月13日