ぬるにーとさんとモバ友になろう!
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- 2013/3/24 1:49
- ヤマメとパルスィ2
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- 「あれはまだ私が地上にいた頃の話さ。」
「うん」
「その時私はちょうど妖怪の山の上を飛んでいたのさ」
「うん」
「そしてその時私は切羽詰まっていた。己の限界と戦っていたんだ。そう、トイレに行きたい、と」
「うん…うん?」
「当時はまだ神社もなかったしトイレを借りる場所もなかった。」
「…」
「しかし私だって女の子!そこらでやるのは抵抗がある!そしたら目の前に川が見えてきたじゃないか!」
「…あんた…まさか」
「夏だったこともあってこれ幸いと川に飛び込む私!全身ずぶ濡れだけどそんなことは問題じゃない!」
「…」
「川の中でスッキリした私がふと河原に目をやるとあの河童がいてね。急降下して川に突っ込んだ私を心配して川に入ってこようとしたんだ。しかし彼女がいたのは川下!流石に今、川下を泳がせるわけにはいかない!しかし私だって女の子!正直に言う事は出来ない!迷ったあげく私は叫んだね『私は土蜘蛛!この川に病を撒いてやったぞ!死にたくなければ川に入らないことだな!』と。まあそれからだよ。彼女が私を嫌ってるのは。でもそれでいいんだ。私一人が悪者になることで、いたいけな河童の少女を守れたんだから…」
「今すぐ河童に尻子玉抜かれてきなさい」
「あれ?パルスィ?どこいくの!?ちょっと!」
パルスィの中でヤマメさんの評価が大暴落した日だったという
- 「あれはまだ私が地上にいた頃の話さ。」