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- 2012/7/23 20:04
- 東方葬送宴【東方】8
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- 新聞にはこう書かれていた
【はじめに言っておくと、この号外は姫海棠はたての書いた物ではあるが、ネタ元は同社記者であるSである。なのでこの記事は伝聞調になるが、けしてデマや噂の類ではない。それだけは読者にわかっていて欲しいと思う。志半ばに倒れたS記者の為にも。
○月×日、S記者が取材の為博例神社に向かうと、博麗霊夢がいつものように縁側に座っていた。お茶を飲むでもなく、ぼーっとしていたらしい。S記者に気付くと険のある表情になるものの、その時すでに顔色は良くなかったらしい。当記者は床につくように勧めるが彼女は頑なにそれを拒んだという。なにかあると踏んだS記者は、なんやかんやと理由を付けて居座っていたのだが、業を煮やした彼女が札を取り出した時にそれは起こった。不意に激しく咳き込んだかと思うと口を押さえた手の隙間から血が零れていたらしい。それに気付いたS記者は手に持っていたカメラでその様子を撮影。それが掲載している写真である。その後隠蔽を図る巫女に攻撃を受けた(針巫女だったらしい)。カメラを破壊され、大怪我を負いながらも、永遠亭に行き、彼女の余命が幾ばくも無いことを突き止め治療もしないまま私の所までたどり着いたS記者は私に念写の依頼と事の顛末を語ると意識を失った。今は妖怪の山の救護所で治療にあたっている。幸いにして命に別状はなかった。そしてS記者が最後に私に託した言葉を掲載してこの記事の〆とさせてもらおうと思う。S記者曰わく、「幻想郷の全ての妖怪達にこの事を記事にして伝えて下さい。私にはこの様な形でしか彼女を助けることはできない。この記事を読んだ、彼女を慕う、人間、妖怪、幽霊、妖精、仙人、神、魔法使い。誰でも良いから彼女の命を救って下さい。博麗霊夢が助かりたがっているわけではありません。私が彼女に生きて欲しいというエゴではありますが、同じ様に想う誰かに、そしてその手段を持つ誰かにこの記事が届くことをいのっています」。】
- 新聞にはこう書かれていた