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- 2012/7/8 8:55
- 東方葬送宴【東方】6
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- その日、どうやって帰ったか。記憶が無い。
色々な事が頭の中で渦巻いて、まとめきれずにいた。
帰りに永琳に渡された霊夢のカルテの写し。最後の欄には「余命、一月」と小さく書かれている
実感がわかないまま、あれから三日、わたしは家で鬱々と過ごしていた
永遠亭に行った時点で二週間前、あれから3日ということは霊夢に残された時間は後一週間程度ということになる
彼女を救うなら今すぐにでも動かなければいけない。しかし霊夢が望んでいない方法を使って彼女が命をとりとめたとして、はたしてそれを『救った』などといえるのか。
何も手につかず、ぼーっとベッドで寝転んでいると不意に外が騒がしくなった
「ご、ごうがーい!ごうがーい!大変だよー!」
聞こえる声からすると烏天狗だろう。よく下らないことで号外を出すのだ
しかし、いつもと違い、妙に慣れない声を上げている
不思議に思い閉め切っていたカーテンを開けて窓から外を見てみると、いつもの黒いのではなく、雪を思わせる真っ白の髪、そしてその間から犬を思わせる獣耳をピョコンと飛び出させた少女、犬走 椛が新聞を配っていた
- その日、どうやって帰ったか。記憶が無い。