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- 2025/7/17 1:41
- くらしのさくぶん、、ぼくのお金で
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- 私は毎日、中日新聞に掲載されている
「くらしの作文」を読んでいます。
2023年9月の終わりに、
視覚障害者関連の団体が開催してくださっているハイキングなどの行事に
一緒に参加される方の作文が掲載されたのを機に読み始めたのです。
東海テレビのホームページの中に、
「庄野アナと新聞を音読してみよう!」というところがある、
全盲の私は、そこに掲載されているのを音声読み上げ機能のある携帯電話で読んでいます。
6月14日のこのコーナーに掲載されていたのが、
三重県桑名市に住む56歳の女性の表題の作文。
この春、長男は特別支援学校を卒業し、働き始めました。
リュックサックにヘルプマークを付けて、
私と何度もバスを利用しての通勤の練習をしました。
初出勤の日の朝、バス停で心配そうに見送る私に運転手さんは会釈し、
ハザードランプまで点滅させて発車しました。
まるでエールをもらったような気分だったのです。
ありがたいことに、職場の方々は温かく、
彼のペースで仕事をさせてもらっているようです。
「僕もお父さんと同じ社会人だから、お仕事がんばるね」と、
毎日笑顔で出かける姿も頼もしく感じます。
バス通勤に慣れた5月半ば。
「もうすぐ初めてのお給料日だよね。
この日は家族で晩ご飯を食べようよ。
ぼくのお金で」。
突然の夢のような言葉に夫と顔を見合わせました。
こんな日がくるなんて。
給料日の夜、夫と部活帰りの高校生の弟を待って、
近くのファミリーレストランへ。
長男が注文してくれたのですが、何となくみんな飲み物は遠慮していました。
偶然、この日は夫の誕生日とも重なり、
最高の食事会だったのです。
長男は無事支払いを済ませ、、レシートを見て一言。
「けっこう食べたな」。
私たちは笑いながら
「翔くん、ありがとう。ごちそうさま」とお礼をいいました。
長男は、さらに笑顔になったのです。
ご家族の温かい雰囲気と、
長男くんが理解のある方々に囲まれて毎日仕事に励んでいる様子が伝わってくる作文だと思います。
長男くんには1日も長くこのような職場で働き続けられることを願うばかりです。
- 私は毎日、中日新聞に掲載されている