耕平さんとモバ友になろう!
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- 2011/8/11 1:09
- 短歌
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- ご無沙汰しております。
短歌を始めてそろそろ一年になる。余程にしても、自らを戒めることを怠れない身ではあるが、斯く故に少し恥を晒さねばならんだろう。ということで…
誦(とな)へゐりし風な和尚の木魚を幼の叩きて春の透くなり
訳:春らしからぬ暑さの折、法事で誦えていたふうなふざけた和尚だったが、その木魚を幼子が叩いて遊んでいたら、ひとたび春の風が透いてきたようだ
和尚とは名ばかりの人間よりも、甥っ子の方が余程過ぎるぐらい祖父も喜んで呉れているだろう。
けふもまた勤めにゆかむと夏の夜に出づれば螻蛄(けら)の月に鳴きけり
訳:何時もの如く、今日もまた仕事に行こうとして家を出たら、オケラがまるで月に鳴いているようで、日本の夏がそこにあった。
仕事仕事で月も暫く見てなかったが、夏になったんだなぁ。天気予報で梅雨明けは発表されても、宵の月こそが日本をおもえる。
遣いとし出でゆかむ子の背を家の二階の窓より母はじつと見つ
訳:おつかいとして出掛けているであろうな。その子供の背中を家の二階の窓から、母は微動だにせず、ただじっと見ていた。
主は天皇陛下にあられ、子を思う親心こそが何よりも偉大なのであろう。
ささへ押す祖母に児のこぐ三輪車笑みてはをらぬ暑き正午前
訳:孫が三輪車を漕いで、それを支えるように押し乍ら歩く祖母。二人とも微笑ましい表情はしていなかった夏の暑い正午前頃。
端から見れば何とでも言えるが、本人らは必死であろう。事故や怪我のないように見守る祖母に、何もかもが初体験続きの幼子。然し乍ら恐らくではあるが、案外ただ暑かったからだろうと推測してみる。
飲料水を飲みてひと息つかむとし奇(く)しくも蓋のいづこに落としぬ
訳:休憩になり、やっとペットボトルの水を飲もうとしたその時、ペットボトルの蓋を落としてしまって、どこかへやら…
やっとという時こそこういうことが起こるのだ。全く、世とは奇っ怪なものよ。
別嬪(べっぴん)の酒と女と然れども抱かれて呉れぬか今宵の酒は
訳:うまい酒といい女とはよくいったものだが、さて…今宵はどうだ?抱かれては呉れんか?よいよい、心配せずとも今宵こそは酒のせいにすればよい!そのまま抱かれるだけでよい、あとは俺が抱いてやる!
願望。
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