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- 2011/9/13 13:03
- 頑張れば夢は叶うか?
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- テレビを観ていてよく見かけるのが夢を叶えた人の苦労話だ。この様な話が人に力を与えるのも事実だが、それに対して標題の考え方は妥当なのだろうか?この考え方は、頑張った条件Gの元での成功Sする確率P(S|G)が頑張らなかっ条件gの元での成功Sする確率P(S|g)よりも高いよね、ということだろう。だが、一般に報道されているのは成功した条件の元での頑張った確率P(G|S)に相当する。この時、P(S|G)はP(S)×P(G|S)/P(G)と言えるし、P(S|g)はP(S)×P(g|S)/P(g)と言える。つまり、正式にはP(S)[成功する確率]やP(G)すなわち[P(S)×P(G|S)+P(成功しない)×P(G|成功しない)]、及びP(g)すなわち[P(S)×P(g|S)+P(成功しない)×P(g|成功しない)]を考慮しなくてはならならず、P(S)が低いならP(S|G)もあまり高くはないだろう。とはいえ、P(S|G)がP(S|g)よりは結構高そうだから頑張った方が良いという事に異論は無かろう。そういう意味では視聴者は無意識に上記の分析をしているのかもしれない。