大宮★慧李さんの日記

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- 2012/3/3 22:35
- 【再生】の唄
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- 目覚めた時僕は一人
  黒く塗り潰された部屋
  何も見えず何も聞こえず
  一人震える闇の中
  天井には大きな穴
  よく見ればそこには
  巨大なぜんまい
  その先から突如響く
  得たいの知れぬ不気味な声
  ｢罪深き少年よ
  お前はこの先永遠に
  この部屋からは
  出られぬ｣と言った
  瞬間思い出した全ての記憶
  自らが重ねた罪の数々を
  ここにいる理由と
  結末に気づいた
  もうあの頃には
  戻れないのだと
  気付けば両腕に
  はめられた赤い手錠
  それはきっと
  誰かの流した血の色
  両の足首には青いの腐り
  それはきっと
  誰かの涙の色
  ｢るりらるりら｣
  聞こえてきた歌は
  誰が歌う子守唄だろうか
  
  どれ程の時が流れただろう
  動かぬ薇に尋ねた
  どこからともなく聞こえてくる
  歌声だけが僕を癒す
  ある日僕は気づいたんだ
  その唄の真実の意味を
  そして僕は子守唄に
  新しい言葉を付け足した
  
  ぜんまいの隙間から
  落ちてきた小さな光
  それはきっと
  -君がくれたﾒｯｾｰｼﾞ-
  
  廻り始めた
  ぜんまいは静かに語る
  ｢罪が決して許される事はない｣
  だけど
  水という言葉
  悪という言葉
  僕らはそれらを
  唄へと変えよう
  
  赤い手錠が外れ
  僕に語りかける
  ｢これから、貴方は生まれ変わるのよ｣
  青い足枷が外れ
  僕に話しかける
  ｢今日が君の新しいBirthday｣
  
  全てが廻り
  そして白く染まる
  
  もうすぐ
  君に会いに行くよ