ジアノックさんとモバ友になろう!
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- 2020/9/16 0:18
- 幻の諸島
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- 日曜日の朝のこと。
寝起きの悪いジアノックはベッドから身を起こしゾンビのようにフラフラと洗面所へ。
鏡の中にはいつもと変わらず酷い顔。肩をポリポリ掻きながら歯を磨く。前歯をゴシゴシ、ガラガラペッ。顔をバシャバシャ、あーさっぱりとタオルに埋めた顔を起こした時ふと、鏡の向こうにいる自分の首筋に1つの干しブドウくらいの赤い点をみつけた。
蚊に刺されたのかと首を曲げてよく見てみるとその点から左肩にかけて下るようにまた小さい点が続いている。Tシャツの襟を引っ張り首元を広げその先を覗いてみる。なにやら赤いミミズ腫れみたいになっている。
何だこれはとTシャツを脱ぎ捨てた。
すると、
鏡のなかのジアノックの体は首筋から左肩背面まで真っ赤な湿疹で覆いつくされていた。ところどころにただれたように細長く腫れている部分もありまるでどこかの諸島の地図のようだ。
「ジアノック諸島…こりゃ酷いな…。」
翌日皮膚科に行った。
帯状疱疹の疑いがあるというので検査をしてもらったが結果は陰性。おそらく毛虫か何かだろうという診断だった。
毛虫の毒毛は風に吹かれて抜けるらしい。その風に舞った毛が刺さったのかもしれない。
とにかく帯状疱疹ではなくてよかった。
診察が終わってから塗り薬と炎症を抑える飲み薬を処方してもらって帰宅した。
塗り薬はぶつぶつに塗って下さいとのことです。
その後…。
今日になって薬が早速効いてきて島は小さく目立たなくなってきました。
この幻の諸島がジアノックの地図から消えるのに時間はかからないでしょう。
- 日曜日の朝のこと。