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    • 2014/5/23 16:14
    • メタボリカの15 一会[北畠先生⑧]
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    • 久々に北畠先生の登場です。


      ───
      「おいっ!お前っ!」

      あーあ、今日は誰が餌食なんだ?

      「そこの女!お前だ!何爪をいじってる!」

      マニキュアでも気にしてたんでしょうか。バカだなぁ、何もこの時間にやらなくても。

      「立て!」

      そう思いながらも少し楽しみです。

      「なんだお前、ガリガリだな。貧しいのか。そうか、おかずがないから爪の垢をほじって、ふりかけにするつもりだったんだな」

      「ぎゃははは」

      「いいえ!」

      「何?家もないのか。そうか、お前は土管に暮らしてるんだな。こんな感じだろう」

      そう言って北畠先生は土管に寝てる彼女の絵を黒板に描きました。

      「腹が減ってふらふらだろう。もういい座れ。後ろぉ、続きを読め!」

      「はい。○▲◎…◆▽×…■△」

      「下手糞ぉ!昨日家で何してたぁ!」

      「テレビ観てました」

      「何?お笑いマンガ道場か?」

      「違います」

      「ははははー」

      「笑うな!いいか、お笑いマンガ道場はいい番組だ。お前、富永一郎知ってるか」

      「知りません」

      「何っ?鈴木義司は」

      「知りません」

      「何ぃっ?こっ、この車ダン吉がぁっ!」


      ───
      『お笑いマンガ道場』とは、出されたお題に対してマンガで面白おかしく答えるというテレビ番組で、いわばマンガ版『笑点』です。

      先生が言った二人はプロのマンガ家で、自身をキザな金持ちキャラに見立てるのが鈴木義司。

      それに対して富永一郎は、土管で暮らしている絵を描いて、鈴木を超貧乏キャラに仕立ててイジっていました。


      ───
      「おいっ!」

      ガン!

      またチンの机を蹴りました。

      「教科書のこの小説の主人公が考えてることをマンガで描いてみろ」

      「………分かりません」

      「いいか、自分の考えをマンガに描いて人に説明すれば分かりやすいだろう。それができる人は頭がいいんだ。」

      ほほう、なるほど。

      「先生もマンガを描くだろう」

      それが言いたかったのね…。

      まさかあの土管に寝てる絵が、この話をするための伏線だったとは。


      キーン、コーン、カーン、コーン

      「今日はここまで。いいかお前ら、来週はちゃんとお笑いマンガ道場観ろよ」




      ===>>To Be Continued

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