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    • 2013/4/11 0:19
    • 狩りとも、プレイ中!
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    • 「半分正解だね、正解は金(きん)だよ」
      カメは金貨を親指で上に弾き上げた。
      焚き火の灯りを反射して煌めきながら金貨が落ちてくる。受け止めながらカメが話を続ける。
      「金って鉱物は万国共通なんだ。俺は各地を旅してきたけど、レートの差は有っても金が通用しない国は無かったね。しかも、それだけじゃないんだ。例えばね…」
      カメが腰に下げている箱状の機械を取り出した。
      「これは一言で言えば無線通信機…ハンターの必需品なんだよ」
      カメがボタンを押した。すると箱状の機械が聞き覚えの有る声を発した。
      「…異常ありません…」
      カメが再びボタンを押し、箱状の機械に向かって話しかける。
      「お疲れさん。もう追手の心配はいらないだろう、戻ってきな」
      少し間を開けた後、機械が再び声を発した。
      「…了解…」
      カメが機械を腰に戻した。
      「これが、ハンター無線機。凄い技術なんだよ、多分だけどミッシングテクノロジーや魔法も使用されてるんだろうね」
      「ミッシングテクノロジー?」
      アリシアは尋ねた。
      「古代技術の一種、失われた技術だね。現在の技術では再現はできても、技術理論が確立してない技術のことさ。この王国は本当に凄いんだ。特に自立二足歩行ロボだけでも凄いのに、自律思考までする…魔法を使用しているならばゴーレムの一種だけど、それだとしても失われた魔法技術なんだよ」
      カメの突然の熱い語り口調にアリシアは驚いた。
      「あ…ごめん、話がずれたね」
      カメは照れながら頭を掻いた。それから腰の無線機に手をあてる。
      「簡単に説明すると、この機械やロボには金が必要なんだ。金は電導率が最高だからね」
      「電導率?」
      アリシアは聞いた事の無い単語の連続に少々混乱していた。
      「あぁ、ごめん。今は関係無いね。…つまり、金は経済、通信、技術…あげればキリが無いほど重要な鉱物なんだよ」
      カメは珈琲を飲み干し、カップを置いた。
      「扱い方を間違えると、国が傾く程ね…」
      カメの一言は夜空に重く響いた。

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