崔樹†ツキさんとモバ友になろう!
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- 2006/12/3 23:40
- 難解日記
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- 宿主の核がミトコンドリアを奴隷化したと言う話しがあります。確にミトコンドリアDNAはtRNAとrRNAの他にはごくわずかに電子伝達系に関与する酸素の一部をコードしているだけで、とてもミトコンドリアだけでは生存出来るとは思えません。それは核がミトコンドリアの本来持っていた遺伝子情報を抜き取ってしまったからだと言う説明でした。しかし、だからと言って核がミトコンドリアを奴隷化したと言うのは性急ではないでしょうか?裏返して考える事も出来ると思います。つまり、ミトコンドリアが積極的に自らの遺伝子を核に送り込んだという可能性もあると言うことです。核ゲノムはまだその全域がシークエンスされてるわけではありません。もしかしたらまだ解析が行われてない所にミトコンドリアがひそかに核へ送り込んだ重要な遺伝子が組み込まれているかもしれません。その遺伝子がコードするタンパク質は、宿主遺伝子の複製や翻訳をミトコンドリアの思いのままに操ってしまう未知の核移行セレプターだとしたらどうしますか。宿主とミトコンドリアの関係を一変させてしまうかもしれません。こう言う仮説も成り立つわけです。つまり、どうでしょう、近い将来寄生虫であるミトコンドリアが宿主を奴隷化するとは考えられませんか?