さんの日記

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- 2011/10/9 18:11
- 海難事故の結末
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- 一週間程前に海で行方不明になった男性がいた。
  
  その人は漁船で一人
  海に出たが
  夜になっても帰らないので
  家族から捜索願いが出された。
  
  しばらくして
  地元からかなり離れた町の
  沖を航行している船が発見された。
  
  しかし
  船は無人で
  辺りに人影も無かった。
  
  海上保安庁の巡視船やヘリコプター
  漁業関係者の船で
  一週間連日の捜索が行われたが見つからず、
  捜索は打ち切られ
  誰もが諦めていた。
  
  そして今日
  漁業協同組合による
  放送が町に流れた。
  
  『行方不明だった
  
  ◯◯さんが、
  
  今朝、
  
  無事に
  
  発見されました。
  
  捜索にご協力頂いた方々に、
  御礼を申し上げます。
  (繰り返し)』
  
  間をとった放送に
  遺体が上がったのかと
  何人が誤解したろうか
  
  誰もが諦めていたところに飛び込んだ朗報だった。
  
  詳しい事情は
  わからないが
  どうやら
  
  船を操縦中に
  誤って落水したが
  船がそのまま進んでしまった為、
  陸を目指して泳いで
  辿り着いた場所が
  人家も道も無い所で
  
  山林をつたい歩きし
  一週間、雨水で喉を潤し
  峠を越え
  隣町へ着いた時に
  やっと保護されたらしい。
  
  船やヘリで広範囲、
  『海』をいくら探しても見つからないはずだ。
  
  海で行方不明になった人が
  山で遭難しかけてたという…
  
  当人は病院へ入院しているが、
  身体に異常はないらしい。
  ただ、
  一週間さ迷い続けていたので
  「一週間眠りたい」
  と話しているという。
  
  六十八歳…