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    • 2011/8/18 2:02
    • やながわ少年記NO.31
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    • 前回のつづき

      その後スイカ半玉を食べ終わり、途中ゴルフのパター練習を約1時間強制されるというアクシデントに見舞われたものの、夕食までの数時間はわりと有意義に過ごすことができた

      「カズ!!そろそろカブトムシば取りに行こうかね」
      おっちゃんはそう告げると、奥の部屋からどう見ても婆の使い古しのよれよれストッキングを持ち出してきた

      「おっちゃんそれでなんばすっと?」
      僕は素朴な疑問を投げ掛けてみた

      「まあ見とかんね」
      ニヤケも顔のおっちゃんは僕等を外に出すと、ストッキングに新聞紙を詰め始めた

      「カズ!!スイカば持ってこんね!!すぐに出るばい」
      僕は婆にスイカを一つもらい、スイカを持たされたまま山道を15分程歩かされた

      「この辺でいいやろ。カズスイカば貸さんね」
      県道近くの少し開けた場所に辿り着くと、おっちゃんは僕からスイカを取り上げ、近くにあった棒でスイカを叩き始めた

      「おっおっちゃん!?」
      突然の出来事に驚きを隠せない僕

      「ん?どげんしたか?…そうかカズにスイカ割りばさせれば良かったな(笑)」
      いやいやそういうことじゃないだろ!!なんで外灯一つでスイカ割しなきゃいけないんだよ!!暗いだろ!!…目隠しいらずって…うるさいわ!!(笑)も←行動が意味不明で笑えねーよ!!

      おっちゃんはさっきのストッキングに何故かスイカを詰め、更にハチミツでコーティングしだした

      「よし」…ある程度作業が終わったのか?ストッキングの胴部分を縛り、細引きで木にくくりつけた

      「これで明日はカブトムシががん集まって来るけんな。早起きせやんたい」
      眼前には超甘党でも遠慮しそうな下半身がただただ風に揺られていた

      異様な光景と対称的に得意げなおっちゃんの顔はすこぶる胡散臭かったが、ここは黙っておっちゃんを信じることにした

      家に帰ると、おっおっちゃんはビールを片手に、完全に暴徒と化していった

      「カブトムシはスイカばすいとるけんな!!一玉あげたけん何匹くるやか?」
      おっちゃん一玉は多いだろ!!人間でも半玉食べたらもういいやってなるよ!!

      「カズもビール飲むか?スイカもあるけん食べやんたい」
      飲まねーし!!しかもスイカもういいやってさっきなってたわ!!

      しかし…しつこい誘いを断れずビールを飲まされた揚げ句、またスイカを食べさせられた

      小学生に飲酒…スイカへの酷い扱い…おっちゃん県知事なんてなれないだろ

      宴は夜遅くまで続いた

      つづく

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