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    • 2010/7/28 20:21
    • 鍵なんて意味がない
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    • 今回は、少し怖い話。

      これは、私が小学3年生の時に父親の実家に帰省した時の出来事です。

      私の父親の実家は、テレビなどに出てくる周りに、家もスーパーもない超山の中の昔話に出て来そうな位の田舎を想像していただければわかりやすいかと。

      父の実家には、祖母と父の兄が住んでいます。


      さて、その父の実家に帰る約2時間の車中で寝ていた私は、夜遅くまでひとりで布団の中で眠れずに起きていました。

      父・私・弟・母と2つの布団で玄関前の部屋で寝
      隣の部屋に祖母が一人
      一番奥の部屋に父の兄が寝ていました。

      昔の、時間になると鐘がなる時計だったので夜中の12時を過ぎたのは覚えています。
      その夜、毎晩のようにウルサい父のイビキが更に私を眠れなくしていました。

      ずっと『ウルサいなぁー早く寝なきゃ…ウルサいなぁ…』

      と思っていたのですが、

      突然、父のイビキが止まり、時計の針の音が、

      カチッカチッっと耳に入りそれ以外の音が何も聞こえてこなくなりました。

      私は、『静かだなぁーこれで寝れる』と思いました。

      そして、時計の針がカチッカチッっと聞こえるだけの私の耳に……

      …カシャン…

      勢いよく内側の玄関の鍵が開く音、


      そして、ゆっくりと

      …カラカラカラ…

      っとスライド式の玄関が開く音


      家の中の人ではありません。玄関に行くには、必ず私達の前を歩かなければなりません。

      外から来た人でもありません、砂利道を歩く音も無ければ、こんな超田舎に真夜中にくる人も居ないし、


      でも、明らかに鍵の開く音・玄関の開く音。


      そして、何かが足元に居る気配。

      私は、子供ながらにヤバいこの世の者じゃないと感じ、じっと息を殺し布団を頭までそっと被り、その恐怖が過ぎて行き朝になるのを待ちました。

      やがて、朝になりみんなに話すのですが誰も判らないと言います。

      ただ、やっぱり玄関は鍵が開き、20㎝位開いていました。

      これは、別に何かされた訳ではないですが、一生忘れる事の出来ない恐怖体験です。


      もしかすると、あなたの家の玄関も突然、鍵が開き、玄関を開けやって来るかもしれません。

      姿の見えない何者かが。

      …終…

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