lilyさんとモバ友になろう!
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- 2012/12/18 20:29
- 去年くらいから
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- よく不思議な夢を見るようになった。
とある夢の中で、私は三歳の時まで過ごした町にいる。町から続く道を歩いて行くと景色が変わる。そこは山の斜面に沢山の家が並ぶ住宅地だった。そこをさらに歩いていると、背の高い高架が見え、その下に真っ白いコンクリートの建物が並んでいる。そこには誰かが立っていた。
夢は、そこで終わった。だけど何故だか胸騒ぎがした。
その夢を見たこともすっかり忘れたある日、父方の祖母の眠る寺にお参りに行くため、父が小学生の時まで住んでいたという町に向かった。
お参りを済ませてから「ついでにドライブしようよ」と提案し、周辺を車でぶらぶらしていた。
祖母がいる寺の上の道を車で登ると、あの夢を見た時の胸騒ぎが甦った。都市高速の高架の下にある、古びたコンクリートの団地を見つけた。『ここは、あの夢の場所だ』と思った。そのとたんに、父が「昔、ここに小学校があったんよ」と、そことは別の方向を指差し言った。ドキドキしながらも平静を装い、父の話に相づちを打っていた。
私の祖母は、私が生まれる前には亡くなっていた。何度か『会いたい』と願ったこともあった。父から聞く話にも、祖母の映る写真からも、優しさを感じる人だった。
もしかしたら、こういう形で、祖母は私になにか語りかけてくれていたのかも知れない。
そう思うと、とても嬉しかった。
- よく不思議な夢を見るようになった。