まくさんさんとモバ友になろう！
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい！
-
- 2012/2/18 22:50
- センター現代文 設問解説 問３
-
- コメント(0)
- 閲覧(13)
-
-
- では、解説再開。
傍線Ｂの後ろに「右にみたとおりなのだが」とあるので、その前の段落までをまとめることになる。では、どこから内容をまとめたらいいのか？このテーマは「集団」だから、それが書かれている第三・四段落になる。
第三段落。ここは「夫婦」「家族全体」「友だち」「共通の利害関係で結ばれたグループ」を例に出して、「独立した個人どうしであることに変わりはない」（（16行目）ものの「一個の『個人』とみなしても差し支えない」（20行目）とまとめることができる。
第四段落。「集団」でも「個体」同様に「環境」との「境界」が何処にあるか把握できない。かなり哲学的で抽象的な為に解りにくい。例えがちょっと（いや、かなり）おかしくなるが、君が野球チームの監督で、試合に負けた理由を想像して欲しい。
「アウェーでグラウンドの状況が分からなかった」
「相手チームのピッチャーが強すぎた」
等といった「チーム外の理由」も想像できるが
「守備陣がヘボい」
「打線が打てない」
といった「チーム内」の理由もあるだろう。つまり集団の内も外も「環境」となり、構造が複雑である。また29～31行目の内容も、また野球チームに例えれば、攻撃陣も守備陣も練習メニューは異なるし、また選手一人一人内容・課題はバラバラだ（「独自の生命活動を営みながら」）が、チームとしてはリーグ優勝等の同じ目標がある（「統一的な行動」）。しかも、よっぽどのことが無い限りチームの崩壊はない。
以上を踏まえて、選択肢を見ていこう。
①「集団からの自立」は書いていない。
②利害関係の「表面化」は書いていない
③「常に最適な結果を～」は書いていない。「常に」「必ず」はハズレになる可能性が高い。
④「統制の破壊活動」はまず起こらないとあったハズ。
⑤29～31行目の内容をまとめているので正解。
今回も「まとめていれば正解できる」問題。繰り返すが「何故不正解か、自分なりに理由を探し出す、コレがマーク式現代文の実力をつけるやり方である。
- では、解説再開。
