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- 2020/4/5 23:11
- 小野不由美『白銀の墟 玄の月(ニ)』
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- 所々挿絵があるのはありがたいです。
それよりも(そのおかげで、か?)…「琅燦て女だったの!?」はい。きちんと読み込んでないことがばれますね。「化け物だ」発言はよ~く印象に残ってて「コイツ普通と違うな」くらいには思ってましたが。てか、阿選への口の聞き方と言い琅燦怪しすぎ。黒幕なんじゃないの?という気しかしません。
「泰麒を切れ」とか。この麒麟への執着のなさ、どっかで見た気がするなぁ。
そして自身の状況を最大限利用しようとする泰麒。驍宗を救うためなんだろう、と思いつつも『黄昏の岸 暁の天』で実在する天のやり方を目の当たりにした身としては泰麒がもっと違うこと(例えば信頼のおける仙を玉座に置いて、天の摂理の外で永遠に安定する朝を築こうとしてる、とか)をしようとしてるんじゃないか、と疑ってしまいます。
そんなことない、と感情は否定するけどね。
それにしても泰麒の謀略は紙一重…というか二重か三重くらいご都合主義ですね。気付いてるだろ、琅燦。張運みたいな小物を振り回したりしてるのは読んでて小気味よいですが。項梁は迷ってるようで少し可哀想。まぁ泰麒の変貌を見れば已む無し、と好意的な理解が出来なくもない…こともない。理詰めの泰麒。嫌いじゃないですよ。危うい賭けし過ぎだとは思うけど。
一方李斎の方もご都合主義的に味方が増えててこっちは草生えます。5年ほどの間に同じようなやり方して散々失敗してきたんじゃないの?どうして今回は大丈夫なのか。。。泰麒が一緒だから?それとも他に理由があるのか。。。阿選の無気力さが関係しているのか。どこかで語られる機会は…きっとないだろうな(笑)
さて、ここで結構重要なキーワードが。「もとより阿選には〇す気などなかった」つまり天の摂理が働かない状況をわざわざ作った、と。なのに阿選は国を治める気がない。。。何故か?ここは流石にあとできっちり説明がつくだろうと期待しております。にしても麾下と心が離れていく阿選は少し可哀想な気がしないでもないですね~。驍宗麾下との対比なのだろうけれど。この辺りが驍宗への叛意につながったりするのだろうか??
- 所々挿絵があるのはありがたいです。