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    • 2019/8/19 1:21
    • 乙一『箱庭図書館』
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    • これも5年くらい積読されてました(笑)まだ積読60冊くらいあるから2年以上は読むのに時間かかりそう…
      乙一さん自体10年ぶりくらいに読む上に最初「オツイチ小説再生工場」なる企画で出来たリメイク品?とは知らずに読んでたせいで「乙一さんの文章ってこんなだったっけ?」と懐かしの「夏と花火と私の死体」を引っ張り出してくる羽目になりました。
      元々の短編をリメイクした作品だと知って納得&読むにつれて微妙に話につながりを持たせてくるあたりに乙一さんの才能を感じます。
      「小説家のつくり方」…小説家によって書かれた小説、という階層構造?になっているのが◎わかりにくさをカバーして余りある乙一さんの言葉の巧みさ。
      「コンビニ日和!」…正直微妙。
      「青春絶縁体」…読んでるこっちが恥ずかしくなりそうです(笑)なので途中まで会社の昼休みに読んでいたけれど、家に持って帰って残りを読んだのは内緒。
      「ワンダーランド」…次の「王国の旗」との関係が絶妙。多分この子が王国にたどり着くことはないんだろうな。事件に遭うのがもう少し遅かったら分からなかったかも知れないけど。にしても「夏と花火と私の死体」でもそうだけど猟奇殺人犯をうまく逃がすの上手だな。乙一さん(笑)
      「王国の旗」…現実と夢の境目。ありそうだけど…でもまぁないだろうな。もう少し未来になったらわからないかも。でもふと振り返ったときにこういう「夢」が現実を侵食しているんだとしたら、少し怖いかも。
      「ホワイト・ステップ」…ある意味舞台となっている【物語を紡ぐ街】を象徴するお話。並行世界の重なりを独自の解釈でうまく表現しているのが元々乙一さんの作品だったんじゃない?と思うくらい。こういう何気ない不思議を描けるのって羨ましい。そのうえそこに「母娘の絆」とかぶち込むのは卑怯としか…。ホントに【物語を紡ぐ街】ですね。読んだ後に少し目尻が熱くなったのは内緒(笑)
      要約すると山里少年が小説家になるまでのお話ってことでいいんだろうか?それとも乙一さんの手にかかった時点で主役はやっぱり物語を紡いでいく「街」そのものなんだろうか?
      「ホワイト・ステップ」が秀逸過ぎたので89点♪

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