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    • 2019/7/18 22:03
    • 森博嗣「木嶋先生の静かな世界」
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    • 10年ぶりくらいだろうか。森先生の本は文庫(講談社or新潮)で出るたびに「買いはするけど、読まない」本として長らく積読されてきました。久々の森作品にVシリーズやGシリーズ、Xシリーズではなく、これを選んだのはかつて「地球儀のスライス」だか「虚空の逆マトリクス」で短編として掲載されていたのを覚えていたからだ。
      衝撃を受けたのは語り手である僕=橋場君の名前が出てきたこと。確か短編では出ていなかったんじゃないかな?そして清水スピカと櫻居さん、中村先輩、それに森本教授。木嶋語録によると「固有名詞の多い論文は下品」らしいけどやはり固有名詞は理解するうえで非常に有用なツールだ。そして何よりこれは小説なので固有名詞がないと理解が難しい。イメージがしにくくなる、と言った方は正しいかも知れない。
      何はともあれ登場人物が増えたことによって僕=橋場君は木嶋先生に憧れていただけの学生ではなくなったように思う。そしてその「僕」に一番共感できたのが大学での授業のつまらなさだった。正直彼ほど勉強は出来なかったけれど…。それでも面白い授業は前から2列目までの席に座り予習、復習もしたし課題も自力でやった。(そして友達にノートを貸した)でもそんな楽しい授業は半期に1つか2つしかなかったのだけれど。そして卒論で入った研究室も無駄に拘束時間だけが長い体育会系(高校時代の友人に聞いて回った結果では工学系は極端に体育系か、逆に緩いかの両極端になるようだった)で完全に肌に合わなかった。これが決定的で院試に合格したにもかかわらず卒業直前で就職したのだから、正直中村先輩や木嶋先生のような人に巡り合えた「僕」はやはり羨ましくもあり、眩しくもあった。
      これを読んで少し気分クリアになってが研究とかそういったことへの憧憬を良くばかり取り戻したので、来年からはまた開発職に戻れるように明日から少しだけ頑張ってみようと思った。(でも管理職として戻るんだとしたら嫌だなぁ)

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