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- 2012/5/11 19:37
- 東北旅行④
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- 駅の南側は小高い丘になっているのだが、この一帯は概ね穏やかな日常を保っているように見えた。
行列ができていた食堂は、どうやら「石巻焼きそば」の名店らしい。
喫茶店からはコーヒーの香ばしい匂い。
丘の上の神社へ続く長い階段を数えたら260段を超えた。羽黒山鳥屋神社に参拝。
別口の階段を降りていくと、市の図書館が現れたので、入ってみる。石巻の昔の姿を捉えた写真集を眺めた。水運の要衝であった石巻。
散歩を続ける。
斜面地に建つ家の足元には石積みがあるのだが、石積みの石がなんだか細長い。この辺で採れる石なのだろうか。
通りかかった剣道場で、おそらく一人で素振りしている音が聞こえる。
食べ歩きをするつもりで歩き始めたものの、目指していた食べ物屋さんはお休みだったり、開いていてもなんとなく気が引けてしまって入れなかったりしていた。蒲鉾くらい買ってみれば良かったかな。
そのうち、石巻第一の名所と言って良いだろう、日和山公園へ到着。ここも春先は花見客でいっぱいになるそうだ。サクラの多くはすでに散っていたが、晴天の祝日ということで多くの来園者でにぎわっていた。
またこの公園は、津波にさらわれた町を一望できる高台であるということでも有名になっていた。
海まで続く平らな土地を皆、手に手にカメラに収めていく。コンクリート造の病院と、墓地と、仮積みされた瓦礫の山、乗用車の山と、あとは平らな道路と土地だった。そこから海まで1kmくらいはあるだろうか。僕も手当たり次第に写真を撮り、またそれをボーっと眺めた。
公園を歩いて回った。起伏の大きな広い公園で、ツツジ広場にはちらほらと花が咲き始めていた。サクラ広場では、お花見をやっているグループもあった。そういえば、あちこちで黄色と白のヤマブキがたくさん咲いていた。神社の前では、なにやらアートイベントということで、風鈴を飾ったり、シャボン玉を飛ばしてみたり、音楽を流してみたりしていた。また、過去に多くの文人がここを訪れたらしく、松尾芭蕉をはじめ、斉藤茂吉やら、新田次郎やらの歌が石碑になって建てられていた。
いい加減お腹が空いていたので、2軒並んだ茶屋で、石巻焼きそばと三色だんごを買って、ベンチに座って食べる。石巻焼きそばは、口の中でサクサクと麺が切れるような独特の食感で、美味しかった。
- 駅の南側は小高い丘になっているのだが、この一帯は概ね穏やかな日常を保っているように見えた。