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- 2025/5/16 8:28
- 竹笋生 ~旬のたけのこと初鰹を味わおう~
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2025年(令和7年)5月16日(金)
5月16日からは七十二候の「竹笋生(たけのこしょうず)」です。
たけのこが出てくる頃という意味です。
たけのこは古来よりまっすぐに育つとあって縁起の良いものです。
生命力を凝縮したような身は瑞々しくて野趣深く、シャキシャキとした食感も楽しめます。
竹冠に旬と書いて「筍(たけのこ)」。
旬は一旬、上旬、中旬、下旬などというように、10日ほどの期間を表す言葉です。
たけのこは成長が早く、10日ぐらいで竹になってしまうのでこの字が当てられたそうです。
竹にも種類があり、孟宗竹(もうそうちく)は3月中旬から5月にかけて旬になります。
その後、淡竹(はちく)、真竹、根曲がり竹が旬を迎えます。
孟宗竹は地面から穂先を出さないうちに掘り出したものはアクがないそうですが、日に当たってしまうとアクが回ります。
新鮮な皮付きのたけのこが手に入れば、甘みがあって香りの良いたけのこ料理を家でも楽しめます。
たけのこはアク抜きが肝心です。
また、今、美味しいものの一つが「初鰹」。
かつおの旬は2回あり、秋の戻り鰹も脂が乗って美味しいものですが、この時季は初鰹のさっぱりした味が好まれます。
江戸時代の「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」という句にも詠まれているように、江戸の人々がこの時季最も好んだものの一つです。
初鰹の人気の理由は「珍しい」「おいしい」というだけでなく、「初物」を食べると寿命が延びる考えられていたことも一因です。