村野夕日さんとモバ友になろう!
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- 2011/7/24 2:03
- 七月大歌舞伎 夜の部
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- 20日に新橋演舞場へ歌舞伎を見に行きました。
「吉例寿曽我」。まず右近さんの近江小藤太と猿弥さんの八幡三郎が巻物を奪い合う所から始まりました。立ち回りをした後は、がんどう返しという、右近さんと猿弥さんを乗せたままセットが90度後ろに倒れて別のセットが出てくるという派手な仕掛けでした。
それから富士山のセットになり、梅玉さんを中心に、松江さん、笑也さん、弘太郎さん、梅丸くん、春猿さん、笑三郎さん、男女蔵さんが横一列に並んで下からせり上がって来て、錦絵のようで綺麗でした。特に春猿さんが凄く綺麗だなーと思って、声も玉三郎さんに似ていて素敵でした。
「春興鏡獅子」。今回の目当て、海老蔵さんの舞踊です。
前半の女形の弥生の舞は、女形らしい気品があり、扇使いも上手くて、思ったよりもずっと良かったです。
後半の獅子の舞は、期待以上でした!あの獅子らしい雄雄しさ、荒々しくも品があるところ、海老蔵さんにふさわしい役だと思いました。毛振りでは大拍手がおきて、海老蔵さんが「俺は帰ってきたぞ」って感じで、観客が拍手で「お帰りなさい」と言っているみたいでした。感動して思わず涙が出ました。涙が出る舞台はなかなかありません。やはり海老蔵さんは「本物」です。
「江戸の夕映え」。時は明治元年、官軍に占領された江戸(東京)が舞台。武士の心を捨てられず蝦夷に出向いた小六(海老蔵)と、武士の心を捨ててでも生きるのが正しいと思い、小六を止めようとしたた大吉(團十郎)。二人を取り巻く周りの人々。江戸から明治に変わり混乱している人々を描いています。
福助さんの芸者おりき、江戸の芸者らしい気風のよさが良かったです。福助さんが出ると場が明るくなります。小六の許嫁お登勢は壱太郎くん。同い年なので応援してます!蝦夷に行った小六の帰りを待ついじましさが可愛かったです。お登勢の父、掃部は左團次さん。武士の中の武士。とても威厳があって緊張感がありました。
そしてなんといっても最後。蝦夷から帰ってきたのに「戦争に行ったのに負けた挙句生き延びたので合わす顔が無い」と、お登勢を放って飲んだくれている小六を見つけて、大吉が心配しているお登勢に会って来いと小六を叱るシーン團十郎さんの本気の演技、凄かったです。この演目をよくぞこの公演に選んだ!!って感じでした。
半年振りの歌舞伎でしたが、やっぱり良いなあと思いました!
- 20日に新橋演舞場へ歌舞伎を見に行きました。