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    • 2013/6/7 22:35
    • 【アニメ】言の葉の庭
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    • 正直言うとこの作品に関しては日記を書くつもりはなかったんですけど、少々思いついた事があり、そのための覚え書きとして書くことにしました。

      さて「デジタル文学としてリアルな背景で若い世代から共感を得る新進気鋭の映像作家新海誠」の新作のアニメーションである言の葉の庭ですが、はっきり言って非常にくだらない作品です。
      この作品は「十代の少年と二十代後半の女性」という非現実的な設定にリアリティを持たせる事で感動が生まれるらしいんですが、僕からすればただのチープな村上春樹のコピー作品にしか思えませんでした。
      この作品において新海誠はリアリティを履き違えてます。リアリティあって面白いと感じるのは説得力があるという事です。言の葉の庭における陳腐なリアリティはただ醜い現実を拡大して再生しているだけです。
      新海誠は心の距離を非常に丁寧に描いてきた作家でした。
      「ほしのこえ」では宇宙と地球で離れ離れになってしまった恋人を携帯電話のメールで切なく描き、「雲の向こう、約束の場所」では遠くの世界に憧れる少年と世界の向こう側に行ってしまった少女の再会を感動的(?)に書き上げ「秒速5センチメートル」では男女間の初恋とその余波を丹念に作りあげていました。
      それらの作品の中には切実さと、それを覆う美しい映像の中に確かなリアリティがありました。
      けれど言の葉の庭の新海誠はコマーシャルを作っただけで、作品の中で「金麦を、明治の板チョコを、スターバックスのコーヒーを」と主張してきます。
      ファイトクラブの中でタイラー・ダーデンはこう言いました。
      「「我々は消費者だライフスタイルの女又隷だ!殺人、犯罪、貧困、何の興味も持たない、興味があるのは芸能雑誌やTV、下着のデザイナーの名前、毛生え薬、インポ薬、ダイエット食品、ガーデニング、何がガーデニングだ!タイタニックと一緒に沈んじまえばいいんだ!」
      確かに僕は女又隷かもしれませんが、新海誠には僕ら女又隷が消費を促進するための道具として才能を使って欲しくはありません。
      僕が求めるのは消費される商品ではなく、消費を促進するコマーシャルではなく、マスターピースとして残り続ける作品です。
      僕は新海誠に期待しているからこう言うわけです。

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