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    • 2025/7/2 11:00
    • 半夏生にタコを食べる? (2)
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    • 半夏生という言葉そのものには、どんな由来があるのでしょうか。

      「半夏とは、カラスビシャクというサトイモ科の山野草のことです。
      面白い名前の理由は、苞(ほう)の部分をカラスが使うほどの小さな柄杓(ひしゃく)に見立てたからです。
      不気味で嫌われもののカラスが、小さな柄杓を使ってチマチマと水浴びなどをしているところを想像すると、ほほ笑ましく感じます。

      カラスビシャクは夏の半ば頃に生え始めることから『半夏』、その時季を『半夏生』と呼ぶようになったのでしょう」(北野さん)

      田植えを終えて、タウリン豊富なタコで元気回復
      西日本、特に関西で半夏生にタコを食べる風習があるのはなぜなのでしょうか。

      「昔から河内・和泉(大阪府)や近江(滋賀県)、大和(奈良県)など、関西の米の産地の農村では、田に植えた苗がタコの足のように地に根付いて豊作になることを祈り、田植えを終えるとタコを肴(さかな)に一杯飲んで、お互いの労をねぎらいました。

      『半夏蛸(はんげだこ)』と呼ばれたこの習わしは、とても理にかなっていると思います。
      きつかった田植えまでの農作業を終え、これからの厳しい夏を過ごすため、タウリンを豊富に含むタコは体によく、元気をつけてくれるからです。

      また、これらの地域では、半夏生には『毒気が天から降る』と信じられていました。そのため、青果を食べたり井戸水を飲んだりしてはいけなかったそうです。

      そのためこの日は、古くから解毒作用があるとされてきたタコを食べて、身体の毒を洗い流したともいわれています」(北野さん)

      関西には明石や泉など、おいしいタコが身近に

      半夏生の頃のタコは、味もいいのでしょうか。

      「半夏生から夏に向けた時季に水揚げされたタコは『麦藁蛸(むぎわらダコ)』と呼ばれ、おいしさが増します。麦藁蛸は、麦が実ることから麦秋といわれる初夏に獲れるマダコのことで、皮が柔らかく1年のうちで最もおいしくなるといわれています。

      瀬戸内海の明石ダコ、大阪湾の泉ダコなど、昔からおいしいタコが身近にあったことも、関西で半夏生以降の夏場にタコを食べる、大きな理由でしょう。

      大阪ではタコは“ハレの食”で、昔から『天神蛸』と呼ばれて夏祭りのご馳走としても欠かせません。

      例年7月25日に本宮が催される大阪天満宮の天神祭には、タコは鱧(ハモ)と共になくてはならない行事食です」(北野さん)





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