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- 2025/5/22 15:13
- 妻じゃなく国民が怒っている!
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- 「免罪符」?江藤氏も…
政治家はなぜ「妻に怒られた」と謝罪するのか
配信 2025年5月21日 16:04
更新 2025年5月21日 21:52
毎日新聞 毎日新聞社
「実は妻から電話があってですね、怒られました」。
これは江藤拓前農相が「米は買ったことがない」発言の翌日、記者団に語った弁明の言葉。
またか、と思った。
政治家が失言を弁明する時、
「妻に叱られました」「妻に怒られました」と“妻”をわざわざ持ち出すのは、なぜ?
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の時の森喜朗元会長もそうだった。
2021年、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と発言し、
それが批判された際、「女房にさんざん怒られた」「娘にも孫娘にも叱られた」と語ったっけ。
「妻に怒られた」と言えば“免罪符”になると、永田町ではまだ信じられているんだろうか。
家庭内の問題に矮小(わいしょう)化するようで、かえって不誠実な態度に思える。
エッセイストの藤井セイラさんはX(ツイッター)に<男の自分より「目下」である妻に叱られたのでそれに免じて許してという「家父長制ごめんねカード」を切ってきた>と投稿した。
なるほど。
米国でも政治家の謝罪に妻が登場することはある。
ビル・クリントン元大統領の不倫では妻ヒラリー氏が「夫の行為は好ましくないが弾劾には当たらない」と表舞台で発言。
エリオット・スピッツァー元ニューヨーク州知事の買春スキャンダルでは謝罪会見に妻が同席した。
かの国では妻の「許し」が夫の再生の切り札なのだろう。
とはいえ、妻が「被害者」の不倫などと、
今回の江藤前農相の「米」発言では話がまったく違う。
日本の「妻に怒られた」構文には、
「(さして聞く必要もない)妻のお叱りにも耳を傾けるほど真摯(しんし)に反省しています」という言外のニュアンスとともに、
「てへぺろ」感が漂う。
「てへっ」と舌を出して笑う憎めない仕草で相手を和ませよう、ってやつ。
妻の尻に敷かれた夫をアピールすれば愛される、という「昭和仕草」だ。
「うちのかあちゃん(妻のこと)に叱られちゃってさ」と言えば、
「そりゃ災難だなあ」と同僚がなぜか同情してくれる、古き男性社会の独特の空気感。
「妻に怒られた」構文のルーツの一つはそのあたりじゃないかと思う。
政治家の皆さん、「妻に怒られました」は何の謝罪にもなりません。
もうやめにしませんか?(オピニオン編集部)
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