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    • 2017/10/6 0:41
    • カズオ・イシグロ
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    • ノーベル文学賞に、以前このブログで書いた、カズオ・イシグロが受賞しました。
      ↓「わたしを離さないで」(2005/英/映画)

      ネタバレ注意!!

      ***********

      舞台は有る田舎の「美し過ぎる」施設。
      そこは、週一回の健康診断や、行きすぎるほどの美術教育が為され、外に出ると魔物に喰い殺されると、外に出ることは禁止されていた。

      そこでは、子供達は「有る使命を持って生まれた天使」で有ると徹底した洗脳教育が行われていた。

      実は、子供達は、臓器移植の為のクローンで有り、(話は臓器移植の為のクローン作成が認可されている近未来ということになっている)18を過ぎたら「提供」が始まる為(大体1人3~4回)長くは生きられない運命だった。(提供者の介護人になれば多少の延命は出来る)

      この施設では、キャシー(女)、ルース(女)、トミー(男)との三角関係が描かれているが、複雑なところは、

      ルースはキャシーを我が物としたい気持ち(同性愛的なものでは無いらしい)から、

      キャシーが好意を持っているトミーに嫉妬し、トミーを奪うところだろう。

      (ルースの好意の矛先や生きる拠り所は、トミーではなく、同性のキャシーで有る、と、云うところを把握していないと映画の理解自体は難しい)

      さて、コテージには、逸話があった。
      真に愛し合うカップルには、提供猶予が与えられると…。

      **********
      ここから本当のネタバレ注意!!
      **********

      ルースは、キャシーに看取られ最期の提供を終える。

      そして、かつて愛したトミーの介護人になり、自分達は真実愛し合ってると告げ、延命を望む。

      しかし、真実愛し合ってる者同志が延命出来るというのはデマだった。

      キャシーは、トミーの介護人として、トミーの最期の提供に立ち会い、焼却ボタンを押す。

      悲しみも癒えぬ僅か2週間後、キャシーにもとうとう提供通知が届く。

      キャシーは全てを振りきるかのように、崖から提供に向かうのだった…。

      ***********
      美しい風景、花冠と、画面の美しさが内容の重さに拍車をかけている。

      キャシーは、提供通知を受けて、2つ選択肢を得た。崖から飛び降りる事も出来たのだ。(発信器が付いているため逃亡は不可能)しかし、それを振り切り、振り返らずにもう1つの選択肢「提供」に向かう。

      後味は、私はさっぱりして見えた。(昨今の見てる側に任せます的なラストより潔い。

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