ほる まりんさんとモバ友になろう！
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- 2011/2/23 14:28
- 午前中の悪魔
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僕は午前中はゆっくりと眠っていることが多い
１１時頃に鳥の囀りを聴きながら
カーテンから微かな日光のこぼれみを拝み
近所のオバサン達の話し声が聞こえてくる
そんな中ゆっくりと起きるのが幸せで仕方ないのだ
だがしかし
そんな安眠を妨げるかのように午前中の悪魔は忍び寄った
セールスマンの馬鹿共だ。
ピンポーン
心地の良い夢から僕を覚ましたのは
鳥の囀りでもなく
オバサンの話し声 でもなく
あの忌々しい機械音であった。
僕は寝ぼけ目を擦りながら玄関へ向かった
鍵穴を覗けばそこに独りの若い女性
何事かと思い、急いで重い扉を開けた。
すると徐に彼女はいった。
お宅のインターネット遅くないですか？
今なら工事費無料で光が接続できますよ？
今とは違い二百ﾒｶﾞﾊﾞｲﾄのとても速い回線でインターネットをご利用できます！
黙れええええええええええええええ
帰れ！光の速さで帰れ！
お前の喋りの速度を二百ﾒｶﾞﾊﾞｲﾄにしろ！
そう心の中で叫び、僕は いいです。 といって扉を閉めた。
それから再び眠りに着こうとした午前１０時
あれから五分足らずで次のインターホンが鳴った。
鍵穴を覗けば白い発泡スチロールを抱えた男性
僕は、宅配物が来たのかと思いしぶしぶ扉を開けた
あ！御早う御座います！＼(^o^)／
清々しい挨拶が僕の脳内に響き渡った
逆にうるさくて悪意すら感じた。
なんですか？
あの！私沖縄からこれを売りに一件一件回ってるんです！
手にはお菓子みたいなものを持っていた。
生カステラです！美味しいですよ？
サラサラ買う気は無かったが何故かお金を払っている自分
毎度あり！
男はそういって満足気に玄関を後にした。
眠気はいつしか無くなり少しの怒りに変わっていた
この生カステラ。
何が生なのか分からない。普通のカステラと何らかんりない。
最近は生チョコやら
野菜は生だとか、生ラムネだとか 生クリームだとか 生ビールだとか生ならなんでも聞こえはいいし美味い
しかしこの生カステラにはキレそうになった。
これは生生詐偽だ。
生々しいセールスマンの悪どい商売を目の当たりにした
皆何でも生がいいらしい
生水が美味しいよとか
セックスは生の方が気持ちいいよだとか
黙れってなホント
オレは童貞だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ-
