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- 2006/9/10 13:42
- いつも心に昇り龍を
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- 今日、『川魚に合う塩を探してくる!』
と言い5年間も音信不通だった忘れかけてた友
『ギンギラギンにさりげない男、パルック(150W)吉田』
から突然、連絡が入り久々によく遊んだ公園で会うコトになった。
待ち合わせ場所に着き5年ぶりに見るパルックは、
肌は黒く焼け、筋骨が隆々とした、たくましい青年がプリントされたTシャツを着ていたが本人は5年前と何も変わらず、針金に粘土を巻き付けたくらいのガリガリのパルックがそこにいた。
『おい、パルック!いままで連絡もなしにドコで何をしてたんだ!』
さっき思い出したパルックに言う。
『組織にいた、「黒魔墮夢(ブラックマダム)」という恐ろしい組織に…』
パルックの話によると川魚に合う塩を求めてジャスコに向かう途中で組織の連中に拉致され、そこで洗脳の術をかけられ、組織の一員として暗躍していたそうだ。その組織の恐るべき活動内容とは…
一流企業や政治家の自宅や事務所に入り、Dr.コパの風水によって置かれた小物や家具の位置を変えたり、色を全く違う色に塗り替えたりするという日本を内側から破壊するという身も凍るような破壊活動だった。そこでパルックは生まれ持ってのセンスの悪さで組織でも揺るぎない不動の位置を築いていたという。
しかし、ある政治家の家での活動中にクシャミをした拍子にテーブルに頭をぶつけ自我を取り戻し、組織からなんとか逃げ出してきたという、
『これから、どうするんだ?』
と聞くとパルック(20W)は
『ヤツ等を潰すための組織を作るっ!その名も「純白鬼風刃(白の貴婦人)」だっ!』
と力強く言い放った!
その時だった!!!
パルックの後ろでベンチに座っていた男が急にナイフを振りかざしパルックに襲い掛かった!
『素人めッ!間合いが遠いわっ!』
パルックはとっさに体を反転させ男を一撃で倒すと、オレの方を見て
『やっぱり、オマエには迷惑はかけられないな…』
と言うと同時にオレの腹に衝撃が走った!
薄れゆく意識の中でパルックの後ろ姿が小さくなってゆく…
右脇腹から大量出血をし、ナイフが刺さったままの
パルック(4W)の後ろ姿が小さくなってゆく…
それから、パルックに会うコトは二度となかったが、それから、しばらくしてニュースや新聞で倒産しかけた一流企業の奇跡的な復活などを眼にしたがアイツは関係ないと思う…
- 今日、『川魚に合う塩を探してくる!』