Rigbyさんとモバ友になろう!
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- 2014/10/26 18:23
- 回答用コーデ日記
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- コーデ日記 について:
- 「ゲーム画面みたいな言い回しは嫌。私はもっとメルヘンチックに生きるの!!」
Rigbyは童話の森へと逃げ込んだ。
深い森をかき分けひたすら駆けていくが、
Rigbyは昨日でもう33歳になったので、一歩踏み出す度に関節がボキボキいうし、動悸が上がってたまに脈が飛ぶ。
森を抜けるとそこには「妖精たちの住処(アバター名)」と呼ばれる美しい泉があった。
満天の星々が流星群のように次から次へと泉の中へ落ちていく。
「大変だわ!お星様が全部泉に落ちたら、夜空が真っ暗になっちゃう」
Rigbyは童話のヒロインとしては高すぎる年齢にも負けずメルヘンチックな台詞を言った。
その時――
「大丈夫よ、Rigby」
すぐ側で泉のように澄んだ声が聞こえた。
「泉の底に沈んだ星々は、魚の欠伸でできたあぶくに包まれて、妖精の卵になるの。
睡蓮の葉の裏にくっついて十月十日後、一番近い満月の夜に孵化するのよ。
睡蓮の花の雫が満月の光を宿して零れると、
妖精達がたくさんの星を撒き散らしながら生まれるの。
泉も夜空も星と妖精でいっぱいになるのよ」
Rigbyは辺りをキョロキョロと見回した。
「妖精さん!?どこにいるの!?何も見えないわ。
私がもう33歳だから見えないの?
……そうよね。こういうのってたいてい子供にしか見えないものね」
また耳元で声がした。
「大丈夫よ、Rigby。
あなたも今までに、キラキラ光る小さな影を見たことがあるでしょう?
天使の吐息のようにかすかな羽音を聞いたことがあるでしょう?
なのに、虫や木の葉だと思い込んで忘れてしまったのでしょう?
私の存在を信じて。
そうすればきっと見えるわ。
いくらRigbyが昨日で33歳になったからって、純粋な心がなくなったわけじゃないのよ」 -