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- 2020/12/14 22:58
- 時をかける死神JUN⑤
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- 「とゆーわけで…ちょっくら江戸時代に行ってたってわけよ!」
ドヤ顔で話すのは死神JUN…
今は六畳一間のアパートで、暴れん坊将軍(再放送)を観賞中である。
一緒にいるのは使い魔のヨシツネ…
普段は人間の姿をしているが、その正体はカラスの妖怪である。
「なんかしばらく見かけないと思っていたら、そんな面白そうなことやってたのかよ!? で…鎌は? 戻ってきたの?」
「戻ってきたわよ~ ほら!」
どこからか大鎌を取り出して部屋の中で振り回すJUN…
TVでは今まさに暴れん坊将軍が、悪党どもと大立ち回りを演じているところだった。
どうやら時代劇好きの死神は、その真似をしているようだ。
「おいっ!! あぶねーって!! そういうのは外でやれよ、外で!!」
「ここでこう振り向いて… 振り向きざまにバッサリと… うん…いい感じ♪」
哀れ使い魔の苦言は、どうやら主人には届いていないようだ…
「てかさ~ そんなに好きなら会いに行ってくりゃ良かったんじゃね?」
「会いに? 誰に?」
「いや…だから将軍様にだよ… 行ってたんだろ?江戸時代…」
「あーッ!! そのテがあったかぁあああッ!!」
将軍様がそんなに簡単に会ってくれるとは到底思えないのだが…
ツッコミ不在の2人の会話はなおも続く…
一方、死神JUNに密かに忍び寄る一体の影があった…
果たして影の正体は敵か味方か…!?
死神JUNはまだ影の存在に気付いてはいなかった…
(終)
- 「とゆーわけで…ちょっくら江戸時代に行ってたってわけよ!」