☆紅狐☆さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2011/4/28 20:10
- 【住民の行動記録 急務】2
-
- コメント(0)
- 閲覧(102)
-
-
- (
『リンク:住民の行動記録急務1/☆紅狐☆』の続き)
―なぜ尿を採るのですか。
広島で家族などを捜すために爆心地付近に入った「入市被曝」と同じように、フクシマでも内部被曝が問題になる。尿を取っておくことでやはりどの程度被曝したかが推定できる。
原発から放出された放射性物質セシウム137やヨウ素131の生物的半減期(吸入した量の半分が体外に排出されるまで)は約100日だ。これは原発周辺にいる間にしておくことが重要。避難した人は既に体から排出された可能性があるからだ。調査は急を要している。
―行政などが取り組んでおくべきことはありますか。
道路や校庭で舞う土ぼこりがどれだけ放射能を含んでいるかを測定すべきだ。今、国は地上50㌢と100㌢の場所での大気中の放射線量を量っている。ただ子どもたちがグラウンドで遊んで呼吸するときに入ってくる放射性物質も問題だ。だからそれを測定しておく必要がある。雨で流される前に、急いでやらないといけない。
また5~10人だけにでもホールボディカウンター(全身測定装置)による検査をしておけば、体内に存在する特定の放射線核種を突き止めることができる。
これらの記録を残しておけば、被曝線量を客観的に証明できる。今後の健康管理に生かせるし、疫学調査にも活用できる。
かまだ・ななお 広島大医学部卒。同大教授などを経て、97~99年に同大原爆放射能医学研究所(現原爆放射線医化学研究所)所長。放射線被曝者医療国際協力推進評議会(HICARE)会長なども歴任した。2001年から広島原爆被爆者援護事業団理事長。専門は放射線生物学。鹿児島県出身。74歳。
- (