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- 2011/12/18 17:51
- 先憂後楽の由来
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- 黄門さま、水戸光圀の歌という。
『朝な夕な飯食ふごとに思ふかな、恵まれぬ人に恵まるる身は』
「料理心得」(中公文庫)に教えられた。
食膳に向かい農民の苦労に思いを寄せている。
なんとも時期が悪い…
食事に例えるならば、飢饉に苦しむ人の前でお役人が大食い大会を催したように感じた人もいただろう。
不自由な仮設住宅に暮らす被災者が大勢いる中で、9月に着工が問題視された“朝霞公務員住宅”しかり。
さらには、政治家自らの定数削減、公務員給与の定率カット等々の事実上の廃案…
野田首相の震災集中復興期間にあたる5年間の建築凍結の指示…
→老朽化した宿舎は建て替えていいし、周辺の宿舎から建築費を上回る売却益を得る計画に依存はない。
過去から続く政治家や官僚らの政策の失敗で膨れに膨らんだ国の借金と資金の不足による各方面の増税法案化。
「恵まれぬ」被災者の心を逆なでしてまで「恵まるる身」が強行する事柄でもない。
小石川後楽園(東京都文京区)の名称は〈先憂後楽〉に由来している。
「天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」
政治に携わる者の心得である。
被災者が生活に楽しみを取り戻したその後で、心おきなく建築を再開すればいいし、
政治家自らが国民に示した約束をはたしてからの、増税であるべきと思う。
それにしても…である。
- 黄門さま、水戸光圀の歌という。