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- 2011/11/6 15:04
- ジャズピアニストのひとりごと
その1
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- 私は学生時代にポリーニのショパン練習曲集のレコードを聴いてクラシックピアノをやめました。
その理由は今思えばおかしな理由で、こんなにピアノが上手な人がいるなら他の人はピアノをやる必要がないとその時は真剣に思ったからでした。
ただ、私がずっと憧れていた音楽家はジャズピアニストと指揮者というジャズとクラシック両方の世界で成功をおさめたアンドレ・プレヴィンで、私も何となくそうなりたいとは思っていたので、クラシックのピアノには全身全霊をかけるというよりは、何をやるにせよ高い技術を持っていたほいがいいと思って続けていた面もありポリーニを聴いてちょうど潮時と感じたのかもしれません。
他の人はやる必要がないとは極端ですが、一流以外は必要ないとは思いました。それ程ポリーニのショパン練習曲集は強烈なのです。だから自分はクラシックピアノでは必要のない人間と思ってしまいました。
しかし、数年後その考え方がせっかちで狭い考え方だったと気づきました。
なぜなら、クラシック音楽(芸術音楽)は生演奏で作品と触れる機会が作品の理解に欠かせないということを思い出したからです。わかっていたはずなのになぜか長い間忘れていました。
私は父の持っていたレコードを聴いて芸術音楽の魅力に気づきましたが、レコードだけを聴いて気づいたのではなく、時々接する生の演奏に触発されてレコードを聴くようになったのです。
中でも父に連れられて小学生で聴いたジョーシ・゙セル指揮クリーヴランド管弦楽団の来日公演で受けた感激は大きいものでした。しかし、そういう一流の演奏家だけでなく幼稚園で接した先生のピアノにも私は感激しました。そういった生演奏との触れ合いが積み重なってレコード聴きあさるようになったのです。
自分かジャズピアニスとしてお客さんの前で生演奏重ねるうちに、こうした生演奏の大切さを思い出しました。
- 私は学生時代にポリーニのショパン練習曲集のレコードを聴いてクラシックピアノをやめました。