鳶 トンビさんとモバ友になろう!
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- 2020/7/12 22:56
- 長い説明なのでここに投下
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- ジス子さんが質問トピに上げたプロットは、コミカル、スタイリッシュ、そしてヒロイックな感じを受けました。
主人公にはピンチ(ヒロインズのピンチも含む)に陥る場面も幾つか用意されているけど、基本的には主人公の高いプレイヤースキルでそういった困難な状況を突破する話だと思うのです。
そしてそれは主人公が命懸けで異世界のモンスターたちと戦う場合でも同様です。
命懸けの戦いに身を投じてはいるけど、持ち前の実力で立ち塞がるモンスターを全滅する。
言い換えるとこれは、現実の出来事なのにVRゲームの延長という風に自分には見えました。
しかしそんな全能感溢れる主人公が、ヒロインBの救出とモンスター全滅を終えて基地に帰ると、突然異世界人の悪意によって死の危機に直面することになる。
義体の中に仕掛けられた爆弾はプレイヤースキルではどうにもならい。
また起爆装置は異世界人の手中にある。
つまり敵に命を握られている状況です。
すると今まであれほどヒロイックな活躍をしてきた主人公が、そこらの一般人のような弱々しい印象を受けませんか?
VRゲームの中でも、異世界でモンスターを掃討する際にも勇敢に立ち向かった主人公が、今では見る影もなく恐怖に慄いている。
でもそれは別の見方をすれば、今までヒーローとして存在していた主人公が、ただの生身の人間に回帰したとも解釈できるはず。
そして主人公が生身の人間に戻ったことで、彼は初めて本当の意味でヒロインたちの過酷な現実を理解し、共有できたと思うのです。
語弊のある言い方で大変恐縮だけど、どこかゲーム感覚でストーリーを駆け抜けてきた主人公が、ここに至って漸く異世界の現実を目の当たりにした。
ヒロインたちの不安を肌で感じることができた。
そしてそれを表現するには地球と異世界の間にVRゲームを挟む必要があったのです。
で、上の話を小説っぽい文章で纏めると、
「自分の命が敵の手に握られる。それは主人公が初めて体験する差し迫った死の恐怖だった。そしてこの時に至り、彼は漸く無意識のゲーム感覚を脱却し、彼女たちと同じ非情な現実に降り立ったのである」
こんな感じでしょうか←
- ジス子さんが質問トピに上げたプロットは、コミカル、スタイリッシュ、そしてヒロイックな感じを受けました。