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- 2010/1/29 15:31
- 生きることをあきらめなくてはならない
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- mixiコミュ「世界の肖像」より
転載
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食べ物の値段が高いと 感じたことはないだろうか。
だが、世界には"感じる"だけではすまない人々がいる。
国連の食糧援助機関WFPは、
最近の食料価格の高騰により、 ほんの数ヶ月前まで、援助を必要としてこなかった1億の人々が、今、深刻な、食糧危機に直面していると、2008年4月声明を出した。
この半年で、食料費が倍近くになった。
WFPの事業は、食糧援助だけではない。
飢餓や食糧不足の根本的な解決のためには、教育が必要だとして、子どもたちが学校へと通えるように、「給食プログラム」を行なっている。
だが、この食料費の高騰によって、2000万人の子どもたちに行っている 「給食プログラム」の見直しを検討していることをWFPは明かした。
WFPは言う。
「これは、音のない津波だ」
今、世界では、毎日、25,000人が、食べ物が"買えない"ために死んでいる。
そのうちの70%の17,000人が子どもだ。
今、この刻、世界では、食べ物を"買うことができない"ために5秒間に1人、子どもが死んでいく。
今、世界には、世界中の人々が十分食べられる食料があるにも関わらず・・・。
1日の収入が2ドル以下であれば、医療や学校を、あきらめなくてはならない。
1日の収入が1ドル以下であれば、食事の肉や野菜を、あきらめなくてはならない。
1日の収入が、50セント以下であれば・・・生きることをあきらめなくてはならない。
『人が人を飢えさせている。
飢餓は淘汰でも自然災害でもない……人びとが良心の呵責から逃れるために、あるいは現状に対する激しい怒りを抑え込むために、自分でもそれと気づかないうちにこのエセ理論に頼っている。
悲惨な光景を忘れ、抑え込み、ないものとして 心の目を閉ざそうとしている……。
そして「やり過ごそう」というわけだ。』
「2006年、世界では、
1兆2000億ドル(120兆円)もの金額が武器に使われ、ひとつの国で1000億ドル(10兆円)もの食糧が廃棄され、200億ドル(2兆円)もの余分な食事で肥満となっている。
その一方で、今飢えている8億6200万もの人々の最も基本的な権利、 食べること=生きて行くという権利のための 300億ドル(3兆円)の資金がないと、どうして説明ができるだろうか?」
国連食糧農業機関のディウフ事務局長
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- mixiコミュ「世界の肖像」より