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    • 2019/1/18 14:16
    • トリックのきまぐれ小説(5)
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    • 登場人物

      き→きよし
      店→店員さん


      前回からのつづき


      僕は店員さんのミニバイクに話されないようピストバイクを横にぴったりと付けた。

      お店から市街地の方へはゆったりした下り坂が続いている。

      この坂なら原付にも余裕でついていけそうだ。

      彼女は軽快にバイクを走らせている。

      ときどき僕の方を気遣いながら。

      長い坂を下り終えて市街地の最初の信号で止まった。


      店『大丈夫ですか?』


      き『うん、全然。坂道だから帰りは楽だね!』


      店『速かったら言ってくださいね』


      き『オッケー』


      店『あの久能街道分かります?』


      き『知ってるよ!海岸沿いの通りでしょ?』


      店『そうです。今は道幅が広がって通りやすくなってるんです』


      き『昔よくイチゴ狩りで久能街道通ったよ!』


      店『私イチゴ大好きで、今でも友達とイチゴ狩り行くんですよ!』


      き『へ~久々に行きたいなぁ』


      女の子はいちごが好きだ。


      市街地を走り抜けながら僕はすごく懐かしい気分になった。

      なにしろ10年以上前の景色が広がっているからだ。


      店『今日は土曜日だから道が空いてますね』


      き『そうなの?』


      店『平日はこの時間ずっと渋滞なんです』


      き『じゃあ今日はのんびりと走れるね!』


      久能街道に差し掛かると車の台数もかなり減った。

      彼女は僕に合わせて並走してくれている。

      海岸から吹く潮風が気持ちいい。

      久能街道を走るのはほんと久しぶりだ。

      いろいろと景色も変わっている。

      ここのお店無くなったんだとか

      こんな大きなお店になったんだとか

      こんなのあったっけ?とか(笑)

      きっとこの後の会話には事欠かない気がする。

      (つづく)

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