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    • 2012/2/20 12:16
    • 'The Voice'Is Gone.Part 3
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  • "アバター"
    • emojiWHITNEY HOUSTON
      emoji『My Love Is Your Love』

       このアルバムはオリジナルアルバムとしては、前作との間にemoji『The Bodyguard』、emoji『Waiting To Exhale』、emoji『The Preacher's Wife』と3枚の主演映画絡みのサウンドトラック(いずれも大ヒット)があった為、実に8年というスパンでリリースされました。
       その間にブラックミュージックは王道の歌い上げるスタイルから、ヒップホップの要素を取り入れた楽曲が主流となったこと、それぞれのサウンドトラックが大ヒットしたが故に、ホイットニーというアーティストのイメージが固定されてしまったことを考えると、このアルバムの制作が困難を極めたことが容易に推測できます。
       長過ぎたスパンとホイットニーと同タイプと目されるマライア・キャリーやセリーヌ・ディオンの大ヒットから来るホイットニー自身への時代の求心力の低下は想像以上に大きく、このアルバムの目玉で、全米チャート首位を狙ったマライア・キャリーとのデュエット曲まで外れ、全米アルバムチャートではオリジナルアルバムで唯一のTOP10を逃す(最高13位)結果となり、常にナンバーワンを争ってきたホイットニーは、これまでにない窮地に追い込まれてしまいます。
       しかし、アメリカでの不調の反面、アルバムリリースから半年後に神への信仰心と人類愛を歌ったタイトル曲をシングルカットしたところ、ヨーロッパ各国で軒並み大ヒットを記録、アルバムのセールスも急速に回復し始めます。これまでの作品はアメリカでのセールスが全体の半分近く、もしくはそれ以上を占めていましたが、このアルバムのセールスは8割近くがアメリカ以外の地域となり、いかにもアメリカ的な作品がヨーロッパで大当りするという予期せぬ結果を生み出すことになりました。
       また、それまでグラミー賞ではポップ部門の受賞に留まっていたホイットニーに、初のR&B部門の受賞をもたらしたことも付け加えておきたいところです。
       そして、当時急速に活躍の場を拡大していたロドニー・ジャーキンスやミッシー・エリオット、ローリン・ヒルといった若く才能あるクリエイターの楽曲に挑んだこのアルバムは、ホイットニーの新境地を開いただけでなく、いろいろな意味でシンガーとしての真価を問われた作品でもあるのです。

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