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- 2012/2/14 15:13
- 'The Voice' Is Gone.Part 1
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WHITNEY HOUSTON
『Whitney』
ホイットニーの訃報から2日が経ち、ようやく気持ちが落ち着いてきました。
今日2月14日は27年前にホイットニーがアルバムデビューを果たした日です。デビューアルバムについては過去の日記で書いたので、セカンドアルバム以降も続いた輝かしいキャリアを、ホイットニーを偲びながら書いてみようと思います。
デビューアルバムでこれ以上ないというくらいの大成功となったホイットニーのこのセカンドアルバムは、デビューアルバムが足掛け3年に亘って売れ続けたこともあり、2年半というスパンを持ってリリースされました。当時の周囲の期待も半端ではなく、本人のみならず制作陣もそれはそれは考えも及ばないくらいのプレッシャーがあっただろうということは容易に推測できます。
しかし、そんな心配をよそにリリースされると同時に女性アーティストとして初となる全米アルバムチャート初登場首位、前作から続いていた全米シングルチャート連続首位記録を7作に伸ばし、あのビートルズさえも超えてしまうのです。
アルバム全体を見ると、前作のバラード主体からアップとのバランス重視の方向にシフトし、新しいホイットニーのイメージを作るための質の高い楽曲が並んでいる一方で、ブラックミュージックの専門家やファンからは、ポップになり過ぎてR&Bを捨てたとまで言われるようになり、全米チャートで4曲も首位を獲得しながら、R&Bチャートでは1曲も首位に立つことが出来なかったことも、その論調に拍車をかけることになります。
ある意味ではいわくつきのアルバムとも言えそうですが、それはアメリカの国民的な歌い手となったホイットニーには、マイケル・ジャクソンもそうであったように、避けようがなかったのではないかと僕は思っています。
しかし、一部の厳しい批判に晒されながらも、ホイットニーは艶やかで美しい歌声と、更に磨きがかかった表現力で、聞く者を圧倒したことは紛れも無い事実ですし、その後にデビューした女性アーティスト達の大きな目標になったことは曲げられない真実です。
伝説と呼ぶにはあまりにも早過ぎる死ですが、僕はホイットニー・ヒューストンという偉大なアーティストと出会い、同じ時代を生きたことに感謝していますが、心からのお礼が言えるのは、悲しみが癒えてからになりそうです。