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    • 2007/4/14 23:55
    • 泣ける2ちゃんねる[13]
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    • 題名:『不明』
      投稿者:大人の名無しさん
      日時:01/05/16 19:25
      病弱な母がとても猫好きで、母が寝ているベッドの足元にはいつも猫が丸まっていた。小さな頃は母の側で寝られる猫が羨ましくて押しのけては私も母の足元で丸まってた。「たま」って名前の猫で誰にも懐かず母にだけ懐いていた。そんな母が自宅療養では治らないということで入院することになった。入院してからすぐにたまきちは家出してしまい母に「たまどうしてる?」と聞かれると「ちょっと寂しそうだけど元気だよ」と言って誤魔化していた。しばらくして母は入院の甲斐もなく病院で息をひきとった。私達は母に本当のことを言ったほうがよかったのかなぁ?等と言っていたのだが母が亡くなって数日後の夜、そのたまがひょこりと帰ってきた。見る影もなくやつれ果てたたまきちは母のベッドによろよろとたどり着くといつもなら飛び上がって登れるベッドに登れず私が抱き上げてベッドに乗せてやるといつもの母の足元の指定席で丸まって眠ってしまった。「なんだか疲れ果ててるみたいだねぇ?」とそのままにして私達も眠ったのだが、次の日の朝見に行ってみるとたまはその場所で冷たくなっていた。私と父で裏庭に埋めてやったのだがそのとき父が「きっと、かーさんが寂しくてたまを呼んだんだろうな」とぽつりと言った。
      そんな父もすでに亡くなり私は今でも猫を飼っている。この猫は私が呼んだら来てくれるのだろうか。
      膝の上で大きなあくびをしている私の「たま」や。

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