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- 2008/4/16 20:54
- 小噺 「頭山」
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- 昔、昔、ケチべぇさんという人がおったそうな…名前の通りケチなんですなぁ。春の桜が見時はダンゴや酒と銭がかかると時期を変えて葉桜見物に行った。足元に落ちていた桜の木の実を一口パクリと
夏も終り秋に差掛かる頃ケチベぇさん頭がムズムズする。「お~い
おっかぁ頭がむずむずする」するってぇと「あら
やだ
頭に桜の木の芽が生えてるよ」二人ともビックリだ…春になるとケチべぇさんの頭には立派な桜の木が花を咲かせる
そんな桜を一目見ようとあちらこちらから見物客が集まってきた
酒盛りも始まりケチべぇさんの頭の上はどんちゃん騒ぎ
飲めや歌えやとケチべぇさん夜も眠れない…6月梅雨を迎えれば頭の桜の木周りには大きな池ができ夏には珍しさのあまり花火大会。またもや、たまやかぎやと大騒ぎ
うんざりしたケチべぇさん思い悩んだ挙げく自分の頭の上の池に身をなげた
隣りのかきねにかこいができたんだってかっこいい
おあとがよろしいようで
m(_ _)m
- 昔、昔、ケチべぇさんという人がおったそうな…名前の通りケチなんですなぁ。春の桜が見時はダンゴや酒と銭がかかると時期を変えて葉桜見物に行った。足元に落ちていた桜の木の実を一口パクリと