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- 2011/10/9 18:48
- 江戸東京博物館「ヴェネツィア展」
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- 「ヴェネツィア展」見てきました
会場入ってすぐに彫刻「聖マルコのライオン」があります。ヴェネツィアのシンボルである翼の生えたライオンに迎えられ、気分は一気にヴェネツィアに染まります。
湿地帯だった土地に膨大な量の杭を打ち込み、その基礎の上に街を築きました。ヴェネツィア共和国成立が697年のこと。その時代によくこんな大胆なことを思いついたものだと驚きます。しかも当時の建築物が現在まで残っているのだから、すごい技術ですよね。
水に浮かぶように存在する都市は、陽炎のように妖しく幻想的。いつか水に沈むと言われ、その儚さ故に、より人の心を惹き付けるような気がします。芸術家たちはさぞや創作意欲をかきたてられたことでしょう。
セピア色した大きな地球儀、船の模型、細かいデザインの金貨、ブロンズのドアノッカー、ヴェネチアンガラス、マジョリカ焼の皿、フワフワのドレス、竹馬のように高さのある靴…いろんなものが展示され、当時のヴェネツィア人の生活がよく分かりました。
日本初公開、「世界でもっとも美しい板絵」と評されたヴィットーレ・カルパッチョの「二人の貴婦人」も見ることができて嬉しかったです。この絵の上部が発見されたことにより、高級娼婦だろうとの見方が覆されましたが、この絵にはさらに左半分もあるはずとのこと。全てのピースが揃った時、どんなストーリーが出来上がるのか? 考えるとワクワクします。謎めいているからこそ、こんなにも想像力をかきたてられるんでしょうね。
- 「ヴェネツィア展」見てきました