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- 2011/9/18 22:41
- 「モーリス・ドニ」「皇帝の愛したガラス」
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- 美術館に行ってきました
まずは損保ジャパン東郷青児美術館「モーリス・ドニ展」。
ナビ派のメンバーで装飾画家であるドニの、「子ども」や「家族」を主題とした作品に注目した展示です。
淡いピンクや紫や緑によって、やわらかく表現された母子の姿から深く静かな愛が伝わってきて、見る者の胸を打ちます。
ドニの装飾的な表現も好きだけど、家族を描いた温もりのある優しい絵もいいなと思いました。
ところで、今回はじめて知りましたが、ドニは9人の子持ちとのこと。子どもを愛してやまない人だったからこそ、こんな絵が描けたんだろうなぁと感じました。
そして東京都庭園美術館「皇帝の愛したガラス展」。
ロシア、エルミタージュ美術館のガラスコレクション(ヴェネツィアングラスからボヘミア、イギリス、スペインを経て、アールヌーヴォー、アールデコまでバラエティ豊かなガラス工芸)を紹介してます。
ヨーロッパ各地、各時代の様々なガラス工芸(しかも最高レベルの作品)が見られる贅沢な展示で、充実感がありました。
ヴェネチアングラスの素朴な風合いも良し、ボヘミアガラスのエナメル絵付けの独特な味わいも良し、シャンデリアや燭台は豪華絢爛で眩しく輝き、アールヌーヴォーの優美な花のデザインにため息が出ました。
色ガラスを砕いて作ったモザイク画などは、筆で描いたかのように色調なめらかで驚いてしまいます。
ガラス工芸の世界はこんなに豊かだったのかと改めて感じた展覧会でした。
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