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- 2011/4/24 23:35
- 「白州正子」と「ヴィジェ・ルブラン」
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- 世田谷美術館で「白州正子神と仏、自然への祈り」を、三菱一号館美術館で「マリー=アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン展」を見てきました。
「白州正子展」
日本各地の寺社を訪ね、自身の美意識に基づく神仏像を取り上げ、多くの紀行文を発表した白州正子。彼女の評伝に遺した言葉とともに、秘仏や神像、宝物などを紹介する美術展です。
テーマに惹かれて行ったのですが、著作から抜粋された白州正子さんの文章も面白く、今度きちんと本を読んでみたいと思いました。
無宗教と言われる日本人ですが、いつの時代も確かに、大いなる存在に対して畏れ敬う気持ちがあったことが分かります。
美しい自然のなかに、清廉な姿の神仏像のなかに、または何気無い生活のなかに、神を感じて胸を震わせる…信仰とはなにかを静かに語りかけてくるような展示でした。
「ヴィジェ・ルブラン展」
マリー=アントワネットの肖像画家でヨーロッパ中にその名をはせたルブランはじめ、ロココ時代に華々しく活躍した女性画家たちの作品を展示。
18世紀の「カワイイ」を描いた女性たち―という宣伝文句が気に入って行くことにしました。これが思ったよりも面白かった。
ロココの絵は軽やかすぎて…などと思っていましたが、ルブランの人物画はただ華やかなだけじゃなく、内面の輝きをも描き出していて妙に惹き付けられました。
ルブランは絵だけじゃなく、その人生も面白い。フランス革命により命の危険もあったところを、他国へ脱出。逃亡した国々でも優れた画家として優遇され、その後12年でフランスへ帰国…と幸運ながらも波瀾万丈。たくましく生き抜いたルブランに感心してしまいました。
- 世田谷美術館で「白州正子神と仏、自然への祈り」を、三菱一号館美術館で「マリー=アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン展」を見てきました。