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    • 2014/3/22 19:59
    • 病気のこと11
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      10回に渡って考えた僕のストーリーいかがでしたか?
      なかなか真に迫っていたでしょう。僕は全然病気ではないですよ。






      だったら良かったね…。


      2/28(金)続き
      S先生が腫瘍だと判断する理由。ずっと腎嚢胞だと思っていたものに対し外部からの血流があることだという。

      癌細胞というのは自身の増殖のために栄養供給用の血管を造り出すらしい。嚢胞というのはただの水溜まりであればあまり問題はないが、血流があるということは嚢胞内に腫瘍があると考えるのが普通なのだそうだ。

      腫瘍の大きさは7.5cm×6.8cmと、なかなか育っていた。
      もうこれは摘出しかないとのことで、まず手術の予約をしておきましょうとS先生は手早く3/24(月)に手術室を押さえてしまった。
      その後、腫瘍がどういう風に嚢胞化したのかや手術の方法、入院するまでにやる検査についてその他いろいろな話があったが、この時僕の頭は思考をほぼ停止しており、あまり詳しく覚えていないかった(後日の診察で改めて聞くことになる)
      次の診察の予約票を受け取ると僕はそそくさと病院を後にした。

      帰り道で僕は、癌告知とは簡単にされるものなのだなあなどと思っていた。
      TVドラマなんかでは「先生!教えてください!私の病気は何なんですか!?覚悟はできてますから!」なんて患者が言っても医者が答えを渋ったりするシーンがあるが、僕の主治医は隠す気などまったく無かったようである。

      自室に着くとまず家族に連絡しなければと思った。
      携帯の電話帳から母の電話番号を選択するが、どうしても発信ボタンが押せなかった。電話帳を開いては発信しないまま携帯画面の表示が消えるというのを何度も繰り返した。
      僕のこれまでの人生はずっと親に迷惑をかけてきたように思う。僕が単身上京したのにも様々な理由があるが、ひとつは自立したいという気持ちが確かにあった。それなのにまた親に迷惑、心配の類いをかけることが大変申し訳なかった。

      覚悟は決まったと自分に言い聞かせ電話をかけたが、母の声が聞こえると言葉が出なかった。なんとか腎臓に腫瘍があることと、入院、手術の日程を絞り出したが後はほとんど声を出せなかった。
      母の方は冷静なようだった。最低限のことを僕から聞き出すと、手術の日までにこちらに来るということと、気を強く持ちなさいと言って電話を切った。

      この日はまったく眠れなかった。

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