祝詞さんとモバ友になろう！
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- 2006/7/17 21:36
- 平行未来？
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言われ、そうねと娘に私は返した。
相槌でなく、事実、私はおぞましいと思った。
違うモノを食べるなんて、ありえない。自分が何で形成されているのか、彼等は考えたこともなかったのだろう。
他の生物の死肉と体液、それにあのどろどろとした繊維の腐草で躯が出来ていたなんて考えたくもない。それでよく、自分を人間だなんて言えたものだ。
原材料から違う、ただの化け物が。
その点、今の私達はなんて理想的かつエコロジカルなんだろう。
私達が『人間』しか食べなくなって何十年になる？私は覚えていない。娘なら知っていると思うから、聞いてみよう。
まあ理由はわかるが。
人間なんだから、同じ人間で作られるのは至極当然のこと。
そして全ての生物にもそれは当てはまる。
誰もが食べるのは、同胞だけ。
私達は、同胞以外の何物でもない。
無論弊害はあったが、この場合は進化とするべきだろう。
一人納得し、私は骨のなくなった顎を撫でる。
人工維持のための、長継続出産の弊害だが悔いはない。
私は女なんだから。これも進化。
さあ、家に帰ろう。
娘にお土産を買って。
私は娘のために、袖が四つあるワンピースを手に取った。
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