祝詞さんとモバ友になろう!
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- 2006/7/17 21:35
- 平行未来?
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- じりじり照る人工物の光。
それがやけに白い光が眼に染みて辛い。意識を口に切り替え、甘い奇妙な味と妙に柔らかな滑らかさを舌に感じた。
つっと唾液が口の端から流れて慌てて拭う。
いけない。蟲が卵を生みに来てしまう。ただでさえこの前口を開けて寝て、朝大変だったのに…。
にしても彼は随分と料理が上手くなってた。この飴はとても美味しい。
腐りかけていたのだと彼は言ったが、私が、肉は腐りかけ好きなことを知らなかったらしい。
それと、照れた様な声だったけど彼は笑えてなかった。薬の侵食がそろそろ神経まで達したのかも知れない。
この世界はもうすぐ終わるんだろうねと昨日話したのを思い出した。
それは私にも彼にも当たり前な事実で。
でも後悔は何一つない。私達はこの世界で幸せで、人として生きて死んでけるから。
昔の人達は自分達以外のモノばかり食べてたんだって。
昨日十歳になったばかりの私達の娘はそう言った。まだ小さいのにこまっしゃくれて、本で得た知識を披露したがる。でも、私はあの子を可愛いと思う。
母として。非補食者として。
昔の人達って信じられないね。牛とか豚とか草とか、そんなモノまで食べたんですって。
- じりじり照る人工物の光。