祝詞さんとモバ友になろう!
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- 2006/7/15 20:12
- オチなし…
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- 熱い。
ダラダラと汗が湧き出て皮膚を伝うのが不快でならない。ああ、しまった。電気が一昨日で切れてたんだ。早くしないと腐ってしまう。
私は冷蔵庫を開ける。
やはり駄目だった。もう遅い。
腐臭がひどく鼻に付く。
白というよりかは黄色っぽい血の気のない皮膚は所々黒ずみだし始めていた。
その上にみちみちと白い小さな蛆が、あちこちびっしりと集っている。
勿体ない…まだ半分も食べてなかったのに。
私が噛ってないのに骨が覗く胸は鼠が噛ったらし、く傍で一匹死んでいた。コレにかかっていた薬品に当たったというところか。
コレを引きずりだそうとすると、がつんと冷蔵庫に引っ掛かる。矢張り欲張って詰め込みすぎたようだ。
私は屶を台所から取ってきてコレの腕を切り落とす。無論、血は出なかったが代わりに黄色と白濁した色、二種類の汁が出た。
…幾ら暑かったとはいえ、腐食が早過ぎやしないだろうか?後で店に訴えにいこうか?足の一本くらいとは取り替えてくれるかもしれない。
手に蛆が這い上ってきたので口に入れてみた。動くのが気持ち悪い。
噛み潰すとぷちりと苦みが口の中に広がる。
これなら、薬品の味の方がマシだ。
- 熱い。